もしかしたら「たくさんの量」を読むことをイメージしたかもしれません。あるいはどう効率よく読むか、という意味で「速読」の仕方を知りたいと思ったかもしれません。
しかし結論から言えば、速読や多読は仕事の成果のために必須ではありません。なぜなら、私たちは読んだ内容を、遅かれ早かれ全部忘れてしまうからです。どんなにいい本を読んだとしても、私たちはその内容を忘れる。だからこそ、独学する際に知的生産性を分けるポイントになるのは、「読んだ後」なのです。
読書を仕事につなげる技術|バックナンバー|ビジネス書を愛するファンのためのビジネス選書Web
KADOKAWA (2015年10月17日発売)
本棚登録: 917 人
感想: 103 件
・本 (256ページ)
/ ISBN・EAN: 9784046011916
作品紹介・あらすじ
いくらいい本を読んでも、仕事の成果につながらなければ意味がない。そのためには、やみくもに「量」を増やすよりも「どう読むか」が重要になる。独学で経営学を学び、外資系コンサルに転職した著者のメソッド公開!
「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」 山口 周[ビジネス書] - Kadokawa
読みっぱなしで終わらせない! MBAに行かず、独学だけで外資系コンサルタントになった著者が、"読書を仕事につなげる技術"を紹介する。これだけ読めばいい71冊を記した、切り取り式の「ビジネス書マンダラ」付き。【「TRC MARC」の商品解説】 いくらいい本を読んでも、仕事の成果につながらなければ意味がない。そのためには、やみくもに「量」を増やすよりも「どう読むか」が重要になる。独学で経営学を学び、外資系コンサルに転職した著者のメソッド公開!【商品解説】 著者は電通からBCGに転職する際、経営学を独学するため1000冊以上の本を読破。「戦略読書マップ」をつくり上げた。その体験をもとに、完全独学可能、かつ必ず成果に結びつける技術を伝授する。超お得な1冊!【本の内容】
ビジネス書と教養本の読み方を具体的に分けて書いてあったことが私には新鮮だった。
ワーキングメモリーを広くしておくために、
大切な内容を記録しておく仕組み作り、という点は
納得した。
ブランデングは掛け算で作る
読書を仕事に活かすための方法が書かれている。
ビジネス書は読書ノートを作らずにすぐ実践する。
今役に立つかどうかの刹那的な選好を重要視して、中長期的な目標で読書をしなくていい。
知識を生きた知恵にするためには、抽象化する。
つまり、得られた事実から示唆や洞察を書き出す。
これは思いついたことをどんどん書き込んでいけばいいが、ただの仮説であることを意識しておく。
その仮説から自分のアクションも作る。
カラーバス効果を利用するために、情報を入れるイケスにはテーマ(タグ)を付けておく。
単にビジネス書を挙げるだけでなく、具体的に本の読み方や本の探しかた、何を読んでどうビジネスに活かすか、様々な角度から書かれています。とても有益な本! 著者プロフィール
山口周(やまぐち・しゅう)
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。
慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。2019年7月4日、『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)刊行。
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